パヴィーア (Provincia di Pavia)
ミラノの南約30km、ポー川との合流点にほど近いティチーノ川の河畔にあるこの都市には、東ゴート王国やランゴバルド王国が首都を置いた. 中世においてはイタリア王権の首都とみなされており、神聖ローマ皇帝は12世紀に至るまでイタリア王としての戴冠式をこの都市で挙行した. 1361年に設立されたパヴィーア大学を中心に学問の風土を持つ、閑静な都市である.
日本語文献では「パヴィーア」のほか、「パヴィア」などの表記もなされる.
ローマ時代にはティキヌム(Ticinum)の名で呼ばれた. ラテン語ではのちにティキヌム・パピーア(Ticinum Papia)、あるいは単にパピーア(Papia)と呼ばれるが、これはおそらくローマ教皇と関係している. パピーアが転訛し、イタリア語名パヴィーア(Pavia)となった.
地図 - パヴィーア (Provincia di Pavia)
地図
国 - イタリア
イタリアの国旗 |
イタリアはヨーロッパにおける古代文化の発祥地の一つとして知られ、同時に世界的な文化大国の一国に数えられている. 文化・学問・宗教で歴史的に影響力を発揮しており、バチカン市国を首都ローマの領域内に事実上保護し、レオナルド・ダ・ヴィンチやガリレオ、ミケランジェロ、コロンブス、マキャヴェリといった偉人たちの故国でもある. かつてのローマ帝国の中枢となる地域であり、またルネサンスやリソルジメントなどの幾つかの世界史的事象の主要な舞台となった.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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